75歳までの繰下げ検討

 「75歳までの繰り下げ検討=年金支給開始年齢の選択制」、昨日、平成26年5月11日母の日のNHK日曜討論に出演された田村厚生労働大臣の発言だったようで、瞬く間に世間を駆け巡った感じです。一見して、「すわ、年金支給開始が75歳に引上げか?」と思われた方もおられたのではないでしょうか。記事の本文を読んでみると、現行70歳まで可能な年金支給年齢の繰下げを75歳までにすると言うだけの話です。これをやると65歳から支給される本来の年金支給額が支給開始を遅らせた分増えますので、65歳を過ぎても比較的余裕のある方は、長生きをすれば多少はお得感が出てくるということです(老齢基礎年金繰下げの損得勘定_2011年7月26日)。

 ちなみに、現行法で定められた増額率は、次の式で求められます。
 増額率=(受給権取得月から繰下げ申出月の前月までの月数)×0.007

 とはいえ、現職の厚生労働大臣がこのような発言をされたことの意味は、将来的に年金の支給年齢を引上げたいということなのかもしれません。政府支出に占める社会保障費は年々増加傾向にあり、背に腹は代えられないということなのでしょう。小生の管見を述べるとすれば、平成25年4月から、改正高年齢者雇用安定法が施行され、サラリーマンの一般的な引退年齢が65歳まで引上げられるようになったわけですが、むしろ、60歳以降一定の体力及び知能があることを担保するような公的な認定制度を設け、厳密な検査の結果、老化という保険事故がまだ起こっていない人については国が認定書を発行することなどを行ってその能力があることを担保し、該当する認定者については老齢年金の受給資格が得られない代わりに、企業は正社員としての雇用(いわゆる継続雇用制度ではない)を継続しなければならないとしてはどうかというものです(年金与太話_2013年6月26日)。

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