消費税増税と商慣習

 本日より、我が日本国の消費税率が5%から8%へ、3%引上げられます。4月1日だからといって冗談ではありません。このような全国民の日常生活に直接影響を及ぼすような大きな変化が生じたときに、その国民性が如実に現れるというものです。日本人の場合、その極端に生真面目な国民性がいたるところに見受けられることになります。

 ある放送局は、宮崎県のバス会社がシステム上の誤りで少々先走って消費税増税後の料金を3月中に課してしまい、謝罪をした上で返金に応じることになったとの報道を伝えておりました。JR東日本などは、今週中に新しい料金の表示板への付け替えは終了しており、今夜零時を以って新料金表を覆っていた紙を剥がすことによって料金改定に万全を期するようです。そこまで、緻密に万全を期するならば、現金とスイカで料金が異なるといった非常識を決行する意味がいまひとつ分からないのですが。

 近所にある食品スーパーの一つは、3月中に代金の表示を内税方式から外税方式に改めて(顧客の分かりにくいという苦情は完無視)、今日に備えていました。一方、もう一つのスーパーは、内税のまま3月の営業を終え、本日は営業開始時刻を少々遅らせて対応するようです。

 我が国の商人は全般的に生真面目かつ勤勉であるといって間違いはないのでしょう。とはいえ、中にはあまり勤勉でない方もおられたとして、代金や料金の表示改定が遅れた場合、どうなるのでしょうか。例えば、105円で売っていたものについて、本来108円に改定しなければならないところ、それを怠っていた場合です。内税方式の場合、どう考えても105円で売らざるを得ないことになりそうです。しかし、世界標準で見てみるとどうなのでしょうか、垣間見た程度の経験で推測するに、欧州人などは全般的に日本人ほどには勤勉ではないので、フェアの精神とか、常識を強調して、これはどう見ても本来108円と考えるべきであり、表示の改定が遅れていただけで、105円で売買成立と主張するのは無理があるとか反論してきそうです。フェアの精神からすれば、おそらく108円が勝ちそうな感じさえ持ちます。

 一方、勤勉でないため、このような事故は頻発するのだけれども、お金が絡むと妙に厳しくなり、105円だ、いや108円のはずだと、売主と買主とが一歩も譲らない国もあることでしょう。

 幸い、当事務所の料金表は税抜き料金と消費税込みの2本立て表示なので、5%消費税は明らかに誤りと分かります。それを好いことに、改定は今週中ということで、慌てずに少しずつ作業を遂行することに致すこと、ご了承いただければ幸いです。

201403_桜花爛漫

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