累積戦略

続いて、戦略全体の大目標は存在するが、その過程の行為がある時点でどの程度の効果を上げているのか良く分からない性質の戦略です。しかし、個々の行為が累積してある臨界点を超えると絶大なる効果を発揮していることがはっきりと分かるようになるといった類の戦略、累積戦略です。ビジネスの世界でも、何となくこの2つの戦略の区分は存在しているのではないかと思われます。2つの戦略を意識していると、自分の行動の意味付けがより明快にできるようになる気がします。

累積戦略:
もう1つの戦争を実行する方法は、全てのパターンが小規模の行動の集合によって成り立っており、しかもこの小規模の行動がそれぞれ前後の順序を踏んで起こるわけではないような型のものである。この小規模な行動の1つ1つは、戦争の最終結果にとって、正であれ負であれ、個別の数値のような価値しか持たないものだ。

例えば、心理戦や経済戦は、このような範疇に当てはまるだろう。なぜなら、1つの作戦の実行が、それ以前に実行されたものに順序を踏む形で完全に依存しているわけではないからだ。これは、「累積的」な効果を持っているということができる。この「累積戦略(cumulative)」の実際の例としては、第二次世界大戦の大西洋若しくは太平洋戦線での潜水艦を使った作戦が分かり易い。

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