戸籍謄本と戸籍抄本

 年金の裁定請求の際、添付書類として住民票の写しや戸籍謄本などを用意することになっています。そこで、戸籍謄本とはそもそもどのような文書なのか、また、戸籍抄本という言葉もしばしば耳にしますが、戸籍謄本とどこが異なるのか、まとめておきたいと思います。


1.戸籍とは

 戸籍とは、国民の身分関係を登録し、公に証明するために保管されている書類のことです。戸籍は、住所とは別に自由に決められ、役所や役場で保管されていますが、この戸籍の所在する場所が「本籍」で、本籍のある市区町村名を「本籍地」と呼んでいます。

 戸籍は、夫婦とその未婚の子を単位として編製されます。戸籍には、本人の名と生年月日、父母の名と続柄、出生や婚姻、養子縁組といった事柄が記載されています。

 「戸籍謄本」とは、戸籍の内容を全て写したものを指し、「戸籍抄本」とは、戸籍の中の特定の人についての部分を写したものです。


2.戸籍の電算化による名称の変更

 戸籍謄本及び戸籍抄本の他に「戸籍の全部事項証明書」又は「戸籍の個人事項証明書」といった言葉を見かけることがあります。これらは、平成6年に戸籍の磁気ディスクによる保存が認可されたことによる戸籍の改製と関係しています。即ち、戸籍が電算化され、原本が紙から磁気データに変換されたことから、戸籍謄本及び戸籍抄本という言葉が実態に当てはまらないことから、電算化を行った自治体では、窓口で発行する戸籍の証明物の呼称を戸籍謄本から「戸籍の全部事項証明書」に、戸籍抄本から「戸籍の個人事項証明書」にそれぞれ変更しています。

 また、データ化されたことによって、新たに個人データの中の一部の事項のみ証明することも可能になったため、このような書類を「戸籍の一部事項証明書」と呼ぶようになりました。


3.戸籍の附表

 戸籍の附表とは、市区町村の区域内に本籍を有する人の住所の遍歴を記載した書類です。


4.住民基本台帳及び住民票

 住民基本台帳とは、個人を単位とした住民票を世帯ごとに編製した住民の居住関係を公証する公簿のことです。また、住民票コードというものが存在しますが、これは住民票を持つ日本国民を対象に割り当てられる一意の番号であり、この番号によって住民基本台帳ネットワークシステム上で国民を一意に特定することを目的としています。

墨田公園2005_子規碑

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