全国消費者物価指数と年金

 今週は、平成24年(2012年)の全国消費者物価指数が総務省から発表されました。総合指数で横ばい、生鮮食料品を除く指数では前年比0.1%の下落となり、4年連続で下落となりました。さらに、食料品及びエネルギーを除いた数字で見ていくと、0.6%の下落となります。年金額の見直しに使われるのは総合指数なので、25年度の年金額は、「過去の物価下落時に年金減額を据え置いた結果、本来の支給額より2.5%高くなっている特例水準の解消」のための措置が開始される10月までは据え置きとなりそうです。

 国民年金保険料は、平成29年度まで毎年280円ずつ引上げられた基準額に名目賃金の変動割合をもとに導き出される保険料改定率を乗じて計算することになっています。現行の平成24年度基準額は15540円でしたが、改定率が0.964であったため、実際の保険料は14980円でした。平成25年度の基準額は15820円ですが、今年度同様改定率によって調整されることになります。なお、厚生年金保険の保険料率については、本年9月にかかる給与より17.12%が課されることになっています。

 ところで、我が国の消費者物価指数の推移を見ていくと、総合指数、生鮮食料品を除く指数、食料品及びエネルギーを除く指数のどれを採って見ても、現在の消費者物価が20年前の水準とほぼ同じであることがわかります。正確には、食料品及びエネルギーを除く消費者物価は2%下がっています。かく乱要因を取り除いた後のコアコアCPIで20年間に2%の下落というのは、明らかにデフレを示す数字といえるでしょう。それにもかかわらず、年金保険料は確実に引上げられてきていることが下表から読み取れます。

全国消費者物価指数と保険料

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