厚労相、厚年基金の全廃見直しに言及

 今月26日発足したばかりの第2次安倍内閣は、様々な分野で民主党政権が打ち出した政策方針の見直しを行っています。社会保険の分野においても、田村憲久厚生労働相は27日記者会見し、民主党政権がまとめた厚生年金基金制度の廃止案(厚生年金基金制度の見直し厚労省試案)を見直す考えを示しました。田村厚労相は「不況下でも運用利回りを出している基金はある。国が勝手に(制度を廃止すれば)、何も悪くないところが約束した利回りを出せず、給付が下がる」と懸念を示し、厚労省は年明けに社会保障審議会の部会を開いて見直し作業に入ると報じられています。

 確かに長期不況下で運用難の状況が続いています(「31厚生年金基金 監視対象に」)。また、厚生年金基金制度自体に問題があるという議論もできるでしょう(「厚生年金基金は何が問題なのか」)。しかし、そのように厳しい投資環境の中で、とにもかくにも健全運営を続けてきた基金が存在するのに、これらも一括りに制度自体廃止にするというのは如何にも乱暴な議論だったといえるのでしょう。

厚労相、厚年基金の全廃を見直し 健全なら存続へ(12月28日 日本経済新聞)

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