日本の国際競争力-その2-

12月24日の新聞は、一般会計92.4兆円の内44.3兆円を税収を上回る国債発行でまかなう2年連続の異常予算案という記事で占められていました。しかし、「1人当たりGDP、2年連続で減少 09年度は 3.6%」の記事も重要と思い、あえて引用しておこうと思いました。いまさら2009年のことを言われてもという感じはありますが、依然止まらない急激な円高は、こういった経済統計にも騙し的な作用を及ぼすものと改めて思い知らされた次第です。

=== 日本経済新聞電子版より引用 ===

内閣府が24日発表した2009年度の国民経済計算確報によると、1人当たり名目国内総生産(GDP)は371万6千円と、前年度に比べて3.6%減少した。08年秋のリーマン・ショックの余波で2年連続で減少した。ただ、円高の進行でドルに換算すると09年(暦年)は3年連続のプラスとなり、経済協力開発機構(OECD)内の順位は前年から3つ上がって16位となった。

1人当たりGDPが2年連続で前年を下回るのは、不良債権問題が深刻だった01~02年度以来。09年度は08年度の金融危機の影響が色濃く、名目GDP全体は474兆400億円と前年度と比べ3.7%減り、2年連続のマイナスとなった。危機前の07年度と比べ8%減少し、日本の経済規模が急速に縮んだ。09年度の総人口は前年度と比べて0.1%減り、名目GDPを総人口で割った1人当たりGDPは371万6千円となった。雇用者報酬が落ち込んだことで、09年度の1人当たりの国民所得も3.5%減少した。

ただ、円高・ドル安の影響で、1人当たりGDPをドルに換算すると、円ベースとは異なる傾向が浮かび上がる。09年(暦年)は3万9530ドルと、08年よりも3.2%増加した。09年の円・ドル相場は平均1ドル=93円54銭と08年より9.5%円高・ドル安が進んだ。この結果ドル建ての1人当たりGDPが押し上げられた。内閣府によると、OECD加盟34カ国での日本の順位は前年の19位から3つ上昇。英国、イタリア、アイスランドを抜いて、00年以来、9年ぶりに順位が上がった。日本の1人当たり名目GDPは1993年にはルクセンブルクに次いで2位だったが、その後はバブル経済の崩壊の影響もあって順位を下げていた。09年の世界全体のGDPに占める日本の割合は8.7%で、前年の8.0%から上昇した。円高による押し上げが大きく、シェアは06年(8.8%)並みとなった。

ドル建て1人当たり名目GDP
=== 引用終わり ===

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