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浅草行政何でも相談所

 総務省が開設している行政相談所は、浅草でも毎週金曜日に開催されています。場所は、生涯学習センター1階のアトリウムです。毎週、社労士、弁護士、司法書士などの士業に携わる専門家が、総務省の職員と一緒に担当しています。社労士は、毎月第4金曜日で、昨年4月から1年間は、浅草社労士が担当しています。

 なんでも相談といっても、各士業の専門分野ということで、第4金曜日は、主に人事労務と年金などに係る相談が中心になります。行政に関する一般的な相談、苦情なども受け付けています。2月の相談所は今週22日です。生涯学習センターのアトリウムで見かけられたら、是非お氣軽にお立ち寄りください!!!

 浅草行政何でも相談所 人事労務・年金相談
開 催: 毎月 第4金曜日 次回 2月22日
場 所: 台東区生涯学習センター1階
時 間: 13:00 ~ 16:00

長野久義選手の移籍に思う

 浅草社労士の少年時代は、まだ「巨人、大鵬、卵焼き」という定番表現がまだ残っていた時代です。どうして「巨人」かというと、読売ジャイアンツにまだONといわれた王選手と長嶋選手が現役で活躍しており、読売の試合はテレビで全国中継されるのが常でしたので、少年達はもの心ついた頃から、ジャイアンツのロゴの入った野球帽をかぶって、そこらの空地や公園で野球に興じていたのが、日本全国どこにでも見られる光景だったのです。それも、いまどきの指導者のいるリトルリーグのようなものはまだまだごく少数で、大多数はテレビで見た選手や年長の少年達がやるのを見よう見まねで自己流で野球を楽しんでいたのでした。

 ここ数日ストーブリーグの注目の的になっていたのが、「巨人がFAで獲得した丸佳浩選手(29)の人的補償で長野久義選手(34)の広島移籍」というニュースでした。プロ野球の人的補償という制度は、「特に年俸の高い選手がFA宣言をして移籍した場合、移籍先チームがプロテクトした28人以外の選手を、移籍元のチームが選んで獲得できる制度」のことだそうです。つまりは、巨人が来季に向けて広島の主軸打者でFA宣言をしていた丸選手を獲得したので、広島は巨人に対して人的補償制度を行使し、ベテラン外野手の長野選手を指名したということです。長野選手は、巨人の主軸を長年にわたり担ってきた選手であり、新人王と首位打者などの個人タイトルもとったことのある巨人の生え抜き選手であるにもかかわらず、28人のプロテクトに入っていなかったのです。しかも、今時珍しくプロ入りの際、巨人入りを熱望していたようで、日大4年時の2006年ドラフトで日本ハムに4位指名、社会人野球を経て08年にはロッテから2位指名を受けたのも拒否して、09年のドラフトでやっと巨人に1位入団したという経歴の持ち主なのです。

 長野選手は、広島への移籍が決まったことを受けて、巨人の球団広報を通して「3連覇している強い広島カープに選んでいただけたことは選手冥利につきます。自分のことを必要としていただけることは光栄なことで、少しでもチームの勝利に貢献できるよう、精いっぱい頑張ります。巨人では最高のチームメイトに恵まれ、球団スタッフ、フロントのみなさんの支えのおかげでここまで頑張ることができました。また9年間応援してくださったジャイアンツファンの皆さまのおかげで苦しいことも乗り越えることができました。ありがとうございました。ジャイアンツと対戦することを楽しみにしています。」と模範解答の決意表明をしています。

 巨人の生え抜き主力選手が球団を去る事例で覚えているのは、1976年に左のエースだった高橋一三投手が日本ハムファイターズにトレードで移籍したのと、1978年に勃発した江川事件に関連して小林繁投手が阪神タイガースに移籍したときのことです。当時のプロ野球は、まだまだ巨人を中心に回っている感が強く、その巨人との対戦が組めないためにファン数の少ないパシフィックの球団に移籍した高橋投手は、確か男泣きしたと記憶しています。一方、小林投手の事例は、同リーグ内のライバル球団への移籍でしたが、当時はこういうトレード自体が稀だったと思います。事件の犠牲になった小林投手は、その年の対巨人戦で恨みを晴らすかのような執念の投球を披露したのが思い出されます。あれから既に40年の月日が経ち、振り返れば、この事件がファンの巨人離れの大きなきっかけになったのではないかと推測します。

 しかし、1970年代に成立した2つの大型トレードの事例と比べ、今回の長野選手の移籍は、はるかに洗練されたものであり、長野選手の談話もまさに模範解答ではあります。やはり、40年の時を経て、社会のあり方が大きく変わったこと、特にサラリーマン社会の「年功序列」、「終身雇用」が崩れていったことが、サラリーマン社会とはもっとも離れたところにいるプロ野球選手の潜在意識にも微妙に影響を与えているのかもしれません。

 そのことを踏まえた上でも、生え抜き選手が骨を埋めるつもりで長年働いた球団を変わることは、大変リスクが高いことです。実力が全ての世界ではありますが、何せ野球はチームスポーツです。球団との相性というのも、あると思います。このことは、選手の意識とファンの意識との相乗効果ということもあって、若手をしっかりと育て、生え抜きを大切にするチームでは、選手のチーム愛もより強くはぐくまれるでしょうし、生え抜きの選手を通じてファンのチームに対する愛着も強まると思われます。これが、行き過ぎて「なれあい」になるのは論外ですが、あくまでも基本は若手の育成と生え抜き選手を大切にすることだと思うのです。どうも、巨人という球団は、それとは逆のことをやり続けているように思えてなりません。

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新年のお慶びを申し上げます

 一昨年の後半あたりからどうも様子がおかしくなってきた我が国の伝統国技ですが、角界の乱れは昨年も止む兆しが見えませんでした。一方、自国第一主義を高らかに打ち出した超大国のボールゲームの世界での、日本人選手による二刀流の大活躍は、その立ち居振るまいの美しさも含めて、誇らしささえ感じられるものでした。世界が歴史的な分岐点にさしかかり、組織と個人、国際社会と国家主権などのほど良い均衡が未だに見つからないために、様々な問題が顕在化している昨今なのかもしれませんが、若いアスリートたちは、私たちの本来のあり方を同胞として思い起こさせてくれているかのようです。

 ところで、巷間注目を集めている「働き方改革」は、社会保険労務士にとって、自ずと関心の高い課題ですが、改革の目玉の一つである残業規制は、予定されている増税とも相まって、景氣の後退要因になるおそれを含んでいるともいえます。御代替わりがある今年、どうか良い年であれ、良き時代の始まりであれと願いながら、公の役に立つことを為してゆきたいものです。

 本年が希望の持てるような一年になるよう、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

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「SSSS GRIDMAN」はいいぞ!

 あくまでも個人的な見解ですが、ここ数年の間、これはという新作ロボットアニメが見られなかったのですが、遂に現れたという感じで注目している作品があります。今季放映中の「SSSS GRIDMAN」です。1993年から1994年にかけて放送された円谷プロの特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」を原作とするアニメで、TRIGGERというアニメ制作会社が、円谷プロの協力を得て制作に当たっています。特撮版の原作は、電脳空間に現れ、現実世界にも悪い干渉を及ぼす怪獣と電脳世界で戦うという、当時としては斬新な内容を含んでいました。IoTなど夢物語だった時代、何しろWindows95がまだ発売されていないくらいです。話が時代を先取りしすぎていて、コアなファンを獲得したものの、知名度は今一つだったようです。

 浅草社労士自身は、ウルトラマン、セブン世代であり、原作の電光超人の名前はこのアニメで初めて知りました。ですが、アニメGRIDMANの登場シーンがウルトラマンのそれを想起させるものでしたので、「どうせ、特撮版の原作を見た世代を中心に円谷作品好きの大人に迎合した色物だろう」程度の乗りではありましたが、見始めたものでした。GRIDMANがさっそうと登場して、怪獣を倒すのは、まさに期待通りでしたが、8話まで見てきて、アニメの出来は期待を素晴らしく上回るものだと徐々に認識が変化して参りました。

 ロックグループOxTが歌うオープニングの出だしが「目を覚ませ、僕らの世界が侵略されてるぞー」というもので、なかなか恰好良いのです。加えて、歌詞にも何やら寓意が含まれているようにも読めます。物語は、響裕太(エネルギー体と合体してGRIDMANを具現させる主人公)、その親友内海将、宝多六花の3人を中心に、その日常に頻繁に出現する怪獣との戦いと怪獣が出現するこの世界の謎に迫るという展開です。上記のGRIDMAN同盟の3人以外の人々は、なぜか怪獣が出現した記憶が消されてしまうという現象が起こっており、ここから洗脳も主題の一つなのかもしれないなどと、おじさんは想像をめぐらすことができます。また、出現した怪獣たちは一人の少女の歪んだ心から生み出されているということが6話で確認され、その新条茜は「外から来た危険な侵入者」に利用されているということも分かってきています。円谷作品には、昔から社会に対する寓意が含まれていたような感じを大人になってから持つようになりました。このアニメも、その辺りを上手に含んだつくりになっているようです。視聴する子供たちにも、できればそこまで考えて見てもらいたいものです。

 もちろん、原作に対するオマージュは、ジャンク屋を営む六花の実家に置かれたジャンクPCなど言うに及ばず、特撮版のオープニング曲(ピアノ版)を上手く劇中で流すなど、原作を見ているオールドファンにはたまらない演出が施されていて、原作への並々ならぬ敬意が払われています。ロボットアニメの観点からも、機動戦士ガンダムなどが開拓したリアルロボットアニメとも、新世紀エヴァンゲリオンが先鞭をつけた世界観ロボットアニメとも一味違う、面白い作品分野を切り開いたと評価できると思います。SSSS GRIDMAN、現実社会にも警告を鳴らすのかもしれない、これからの展開も楽しみです。

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人類学と大相撲と移民政策

 東京都社労士会の平成30年度前期必須研修、中央統括支部は、ほとんどしんがりといっていい11月14日の開催でした。お題は、「多様な人材が活躍できる環境整備」ということで、武蔵野大学、東京家政大学などで非常勤講師をなさっておられる、笹川あゆみ先生による講義を拝聴いたしました。講義に先立って、先生と少し話をする機会があり、先生の専門が人類学となっていたので、そのことをお尋ねいたしました。そこで、人類学は、英米などが植民地を広げていく中で、その経営を進めて行くに当たり、現地の人々の歴史、文化、風習などを研究する必要が生じたことをそもそもの契機として発展してきた学問であるという趣旨のお話がありました。

 そのような下地があったので、先の大戦の際にも、米国は敵国である日本の研究を十分すぎるほどに行っていた一方で、我が国は、野球をするのにもストライクやボールまで敵性外国語として日常生活から排除しようとしたのが象徴的ですが、敵の研究を禁忌にしてしまったというような話をされておいででした。戦前の日本は、支那大陸、朝鮮半島、台湾、または、信託統治となっていた南洋諸島などについて、その歴史、文化、風習などの研究をかなりしっかりと進めていたはずで、そのような真っ当な姿勢が、昭和初期の世界経済の混乱に巻き込まれたことと外交政策でこれでもかというほど失敗を重ねたことで、いつのまにか国際社会を敵にまわした戦争を始めてしまい、英語を敵性言語として排除するといった常軌を逸した状況に至ったことは、どうにも理解できかねる点でした。

 とはいえ、理性よりは感情に支配されるのが、そもそも人間の本性であるようです。その上、日本人や英国人のような島国に暮らす民族には、独特の島国根性といい得る何かがDNAに刻まれているようで、ときとして、それが良い方に出ることもあり、逆に悪い方に出たりすることがあるものです。

 昨年は、元横綱日馬富士による貴ノ岩関への暴行事件などが勃発した大相撲界でしたが、今年に入ってからも混乱は止まるところを知らず、貴乃花親方が遂に相撲界を去ることに至ってからまだ2箇月ほどしかたっておりません。そんなこんなで、モンゴル出身の2横綱が休場する中で迎えたのが、本年最後の場所となる九州場所です。横綱としての進退をかけた先場所で辛うじて10勝を挙げ、九州場所が本格的な再起の場所と期待された日本人横綱でしたが、初日からまさかの4連敗でまたもや休場となってしまいました。しかし、横綱審議会その他からは、引退勧告の声は今のところ一切聞こえてきません。大相撲は、国技ですから、日本人横綱を応援する人が多くて当たり前、あらゆる場面で多少の贔屓が出てしまうことは仕方のないことだと思います。しかし、一連の稀勢の里関に対する角界関係者の処遇は、過ぎたる優遇措置であり、二重基準と映ってしまいます。長い年月をかけて先達たちが築き上げてきた横綱の権威を、この時代に崩してしまうことは、長期的視点からは、やはり間違っているのではないかと思えてならないのです。

 こじつけといわれるかもしれませんが、大リーグでは、今季の新人王に大谷翔平選手が選出されていますが、大相撲とは対照的な印象を受けます。通常の年であれば、新人王間違いなしであろうといわれ、打率.297、27本塁打、92打点の成績を残したヤンキースのアンドゥハー内野手がいたのにもかかわらず、大谷という外国人選手の試みた二刀流を歴史的偉業と評価して新人王を与えた巨大な島国アメリカに、その懐の深さを感じないわけにはいきませんでした。

 相撲は、日本人にとって単なるスポーツにおさまらない、神事という性格を宿しているものです。相撲界がここまで乱れてくるのには、何か理由があるのかもしれません。外国人力士の人口が増えるにしたがって、日本人横綱が絶えてしまい、大相撲への関心が薄らぐことを恐れた協会があたふたとおかしなことをやっているという解釈もできそうです。今臨時国会において移民政策に揺れる日本ですが、国内に力士のなり手が少ないからと大量に外国人を受け入れた結果がいまの角界の有様です。よほどの覚悟も持たず移民政策を採用すれば、早晩取り返しのつかないことになることを、今日の角界の現状が証明してくれているのかもしれません。

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